[着物レンタル あき]ホーム > 特集 > 【竹・菊模様訪問着】熊谷好博子作 安部麗子所蔵
11.09.30
お茶の世界では、11月が炉開きで「口切りの茶事」が行われ、その年採れた新しいお茶を頂きます。炉開きは茶人正月といわれる所以でもあります。
10月は茶壷に残り少なくなったお茶を頂き、風炉ともしばしの別れを惜しんで「名残の茶会」が行われます。
室礼やお道具の取り合わせも詫びた風情の趣向で主客ともに1年を振り返ります。
着物も華美な着物よりは落ち着いた雰囲気の方がよろしいでしょう。
昭和55年にあつらえた下の画像の訪問着は、長生きすれば人間国宝と賞賛され早世を惜しまれた、東京友禅の第一人者「熊谷好博子」に製作をお願いした着物です。
当方の要望としては、竹に菊を配した模様を水墨画で描いて下さいとのみお願いし、白生地のセレクトから、地染め、水墨画、仕立てまで、全てお任せいたしました。
私は、強い風雨に見舞われても逆らわず雨に打たれ風になびき、それが過ぎればまた元の通り凛としてまっすぐに伸びる「竹」が好きなのです。
この着物は1991年「着物サロン」秋の号で、「名残の茶会」に着用している様子が紹介されました。
◆一幅の絵画のような芸術性の高い着物です。